松下電器産業 ナショナル無電極 パルックボール 未来は明るいか
ラジオCM 120秒 NA:
この半世紀の間、
その時計は、
針を進めることもあれば、
針を戻すこともありました。
ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下された2年後の1947年。
あるアメリカの科学誌が発表した
「核の時計」。
世界の終末を
午前零時と見立てた時計は、
12時わずか7分前の、
11時53分から、時計を刻み始めました。
1953年、2分前。
1960年、7分前。
1984年、3分前。
1991年、17分前。
大国の核実験や、軍備の強化で針を進め、
軍縮の話し合いや、平和への歩み寄りで
針を戻す・・・
行きつ戻りつする針は、
善と悪の狭間で揺れる、
人類の良心のようでもありました。
しかしここ数年、針はただ、
進み続けています。
戻る力を失ったように・・・
1995年、14分前。
98年、9分前。
2002年、7分前。
そして・・・2003年。
未来は明るいか。
未来は明るいか。
今日明かりが灯った
無電極パルックボールは、
これから8年間、輝き続けます。
8年後の世界が、
今日より明るいことを、願いながら。
なぜなら人間の知恵は、
世界を照らすためにこそ、あると思うから。
ナショナル。

NO.19930

広告主 松下電器産業
業種 精密機器・産業資材・住宅・不動産
媒体 ラジオCM
コピーライター 福本ゆみ
掲載年度 2003年
掲載ページ 214