キユーピー キユーピ-マヨネーズ トマトストーリー 90 M:♪~
男性:彼女と出会ったのは、会社で行かされている
英会話学校だった。
女性:Hello,My name is Yukari…
男性:ほおが赤く、肌がつるっとした彼女をはじめて見た時、
トマトみたいな子だな、と思った。
僕と彼女は帰りの方向が同じだったから、よく夕食をいっしょに食べた。
店に行くと必ず、トマトのサラダを注文する彼女に
僕は一度、共食いしてるみたいだと言った。
彼女は少し膨れ、それがまたトマトみたいに
かわいかった。
こういうことから、普通は恋愛に
発展していくはずなのだが
僕たちは完全に友達だった。
正確に言うと、
僕は友達としてだけ見ていたわけではなかったけど、
彼女が僕を友達以上に見ていなかったのは
明らかだった。
現に僕は彼女から好きな人の相談をされ、
1カ月後にその男を紹介され、
1年後には結婚式に招待されてしまった。
SE:(チャペルの鐘 拍手)
男性:真っ白なウエディングドレスをまとった彼女は
いつにもまして頬を赤らめ、
ますますトマトみたいだった。
そして皮肉にも前菜に出されたのは
トマトとエビのカクテルサラダだった。
ちょっとめかしこんだそのサラダを、僕はゆっくり味わった。
甘く、切なく、心に染みたそのトマトの味を
僕は今でも忘れない。
NA:野菜、for you.
キユーピーマヨネーズ

NO.19596

広告主 キユーピー
業種 食品・飲料
媒体 ラジオCM
コピーライター 薄景子
掲載年度 2004年
掲載ページ 130