サントリー
アルバトロス募金
坂田利夫、アホウドリを救いたい。 120” NA:こんにちは。坂田利夫です。
今からおよそ50年前、世界中のアホは絶滅した。
といわれました。
といっても、人の話と違います。アホウドリの話です。
襲っても逃げない、アホな鳥と勝手に人間が
名づけてしまっただけあって、飛ぶのがほんまに下手でんねん。
それでむちゃくちゃ乱獲されて、いなくなってしまった。
ひどい話やねー。
SE:ざっぱーん(波)
NA:しかし、その2年後、東京のはるか南、
その名も「鳥島」で10数羽のアホウドリが発見されました。
だけど、巣があったのは、火山灰の急斜面。
地滑りが卵もヒナも押し流してしまいます。
人間の手から守ってくれた危険な地形は同時に
アホウドリを窮地に追いやっていたのです。
そこから保護活動が始まりました。
SE:モー(アホウドリの声)
NA:これ、牛と違いますよ。アホウドリの鳴き声です。
安全な場所に本物そっくりの模型をおいて、
スピーカーから鳴き声を流しました。
若い鳥をおびき寄せ、住み着かせる作戦です。
SE:ぴよぴよ(赤ちゃんのアホウドリの声)
NA:念願のひながやっと生まれたのはいまから5年前のことでした。
その後、鳥島で順調に数を増やし、
今や1000羽を超えました。
ここで、アホを代表して一言。
皆さん本当にアリガトサン。
M: ~
NA:それでも、まだまだ、気は抜けません。
サントリーはアルバトロス募金を通じて、
アホウドリの保護活動に協力しています。
くわしくはwww.sunto
y.co.jpまで。
ご協力、お待ちしております。
世の中アホがいなくなったら、そりゃあ、さみしいことでっせ。

NO.1304

広告主 サントリー
業種 酒類・タバコ
媒体 ラジオCM
コピーライター 長澤弘治 横田豊
掲載年度 2001年
掲載ページ 49