リレーコラムについて

TCC新人賞について?

望月和人

(昨日のコラムの続きです。)
昨年、旺文社の英語参考書の広告で運良くTCC新人賞を受賞することができたのですが、当初オリエンテーションでは、新聞半5段で全面、商品情報のみで構成した原稿を作ってください、というオーダーでした。しかしCDが商品情報だけでは読んでもらいにくいので、B案でキャッチコピーによるアテンションで商品内容に引き込むという案も提案しようと言って頂いたので早速喜んで書き始めました。で、昨年の後悔(昨日のコラムに書いてあります)を教訓にしつつあまり客観的過ぎず、たてまえっぽく書かない様に気をつけました。自分のまわりで起きたことや、自分自身の素直なキモチをイメージして書いてみました。普段、仕事によっては500本くらいコピーを書くこともあるのですが、この時は全然時間がなかったこともあり30本くらいしか考えませんでしたが、受賞したコピーは思いついた時自分でも珍しくひらめいた感じがしました。で、プレゼン当日はCDも営業さんも一緒になってキャッチコピーがメインの案を強く薦めて頂きました。クライアントさんも面白いことが好きな人でしたので、ただ言いたいことだけを原稿にしたA案をやっても読み手にほとんど届かないから意味が無いと言って頂き、キャッチコピーメインのB案を採用して頂きました。この時に痛感したのが、面白いことを考えられる人って世の中にけっこうたくさんいると思いますが、むしろ、それを世の中に出すための工夫や努力の方が非常に難しく重要であるということでした。どんなイイ企画でもプレゼンの仕方や説明の仕方ひとつで別物になってしまうし。その意味で、CDと営業さんの強いプッシュのおかげで、無事世に出ることが出来ました。TCC年鑑にも書かせて頂きましたが改めてこの場をお借りして関係者のみなさま、どうもありがとうございました。ちなみに、この時応募したコピーは?「私の出世をジャマするのは、同期でも上司でもなく「英語」です。<Ouch!>」?「最近の新人は、日本語がなっていないが、英語はうまい、私より。<Oops!>」?「大学3年の時、留学を選んだ後輩は、いま、ボクの上司です。<Oh no!>」?「独学で英語をマスターできるくらいなら、とっくにダイエットに成功している、と思う。<Too bad>」と、?パソコンソフトのお試し版をはがすB倍駅ポスターの5点でした。
(明日のコラムに、つづきます。)

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