ジャック・ダニエル博物館。 時間と風にさらされた蒸溜所の奥にジャック・ダニエルが使っていた部屋があった。窓ガラスごしに斜めの陽がさし込み、室内はいつか見た古いアメリカの絵画を思わせた。棚にさまざまの時代のジャック・ダニエルのピンが並んでいた。中年の案内係が言った。これらのピンに詰められていたテネシーウイスキーを私たちはきょう飲むことができます。ジャック・ダニエルが合衆国政府登録第1号蒸溜所をつくってから100年以上、製法も味もまったく変わっていないからです。現在の蒸留者は5人目にあたる。その間つくり方を変えようとする人はひとりもいなかった。この小さなシュージアムでジャック・ダニエルの肖像は幸福そうに見えた。

ジャック・ダニエルは同じ場所で、同じ方法を続けてきた。

THE GREAT ENNESSEE SIPPING WHISKEY
何一つ変わらないアメリカ。ジャック・ダニエル。

NO.8194

広告主 サントリー
業種 酒類・タバコ
媒体 新聞
コピーライター 秋山晶
掲載年度 1989年
掲載ページ 46