リレーコラムについて

Tales of SHURA 〜 修羅の国の物語② 〜

平田純一

これは、

修羅の国で生まれ育った僕の

小学生の時の恐怖体験。

 

ある日、一人でお留守番をしていたら、

チャイムが鳴った。

 

玄関を開けるとそこには60代くらいの男が1人。

男は胸ポケットに手を入れ、

警察手帳を見せるような感じで

”ある物” を僕に見せつけながら、

 

「警察だけどね、お父さんとお母さんが帰ってくる時間を教えて。」

と言ってきた。

 

この10秒くらいのやり取りの中で、僕の脳は混乱に陥った。

 

どうして警察が親の帰宅時間を知りたいのだろうか?

→ 親が容疑者として疑われているのか?

 

どうして警察なのに私服なのだろうか?

→ 確かに私服警官もドラマとかで見たことあるしまだわかる。

 

でも一番わからなかったのが、

最初に警察手帳を見せるような感じで

見せつけてきたのが…

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーポくんのステッカーだった。

(※警視庁のマスコットキャラクター)

 

 

いや、無理 無理 無理 無理 無理!

さすがに無理よ。

 

関西人なら初手でつっこめたのだろうけど

僕は修羅の国の住人。

警察じゃないとわかった時の恐怖たるや。

 

タイミングよく、

買い物に行っていた母の車が帰ってきて

男は逃げて行ったのだった。

 

さすがにピーポくんだったからわかったけど、

あの時代にAmazonがあって

こんな物でも買われようもんなら

純粋な子どもだった僕は、騙されていたかもしれない。

 

 

つづく

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