有名人が出てくる夢
有名人が出てくる夢を時々見る。
有名人が夢の中で思わぬ一面を見せてくれる。その人を見る目が少し深まる。これは、ラッキーなことだと思っている。
ビートたけしさんが出てきた夢。
僕は実家の自分の部屋にいる。
たけしさんが来て、僕に本を渡す。僕は読んどきますといいながら、本を机の上のプリントの山の下にいれる。
と、たけしさんは「本返せ!」と言って怒る。本は数年前の時事・現代用語を集めたムックのような本。
たけしさんがこの年でも普段から地道に勉強をしている姿が垣間見えた夢だ。
バッテリィズ・エースが出てきた夢。
夢の中で、僕は町の電気屋さんの店番をしている。と、ランボーみたいなアーミーナイフをベルトにはさんだバッテリィズ・エースが店に入って来ようとする。ダッキング、ウィービング、スウェイバッグ・・・訓練されたクイックな上半身の動きを見せながらじりじり店に近づいてくるエース。僕はとっさに店を閉める。ガラスのドアの前で立ちつくすエース。
バッテリィズの登場感とエースの野生に対する驚きととまどいがあらわれている。
広告業界では、大先輩である井村光明さんが出てきたこともある。
夢の中で僕はバス停にいる。バスがきた。井村さんがバスの運転手をやっている。バスが走り出してからぼくはコピーの束が入ったカバンをバス停に置き忘れたことに気づく。運転手の井村さんにその話をすると、井村さんは「手があるんだから、持ってこようよ」と言って怒りながらも、バス停に戻ってくれる。
コピーを忘れるな、というメッセージなのかもしれない。「手があるんだから、持ってこようよ」は僕の中の名ゼリフだ。
このように、有名人の夢は僕にとって学びが多い。
ただ心理学を勉強した後輩の個人的経験によると、夢を記録していると頭がへんになることもあるとのこと。
もう少しで脳みそがブロッコリーになるところだった。