子どもは、のりを、
事務用品だと思ったことがない。 のりは、子どものそばにいるのが好きです。
自分を使っている子どもたちが、とても楽しそうだからです。
キラキラした目で、とてものびのびと、時々歌などを口ずさみながら、
せっせと手を動かしている。別々にあったものがひとつにくっつき、
何の意味もないただの紙が、あるひとつのかたちになってゆく。
誰に頼まれたわけでもないのに、そんな「創造」を嬉々としてやる人間とは、
なんておもしろい生きものだろう。そう思わずにはいられません。
「書く道具」、「消す道具」とならんで、「貼る道具」をつくるのも、
私たちの大切な仕事です。手を汚さずに、速く、強く貼れるのりや、
引くだけでカンタンにのるづけできるテープのりなど、いまもどんどん進化中。
これからを楽しみにしてください。あ、それから、大人のみなさん。どうかみなさんも、
時には、子どもたちと一緒に、心をワクワクさせるものを作りませんか。大人と子どもを
「もっと仲良くくっつけたいトンボ」からのお願いです。
トンボが動いている。
人が、何かを生み出している。
NO.20891
広告主 | トンボ鉛筆 |
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受賞 | TCC賞 |
業種 | 化粧品・薬品・サイエンス・日用雑貨 |
媒体 | 新聞 |
コピーライター | 岩崎俊一 岡本欣也 |
掲載年度 | 2006年 |
掲載ページ | 71 |