リレーコラムについて

吉兼睦子は静かに暮らしたい

吉兼啓介

吉兼睦子(よしかねむつこ)は90歳を超えている。
僕のばあちゃんが、いまだに元気だという証拠は、
デイケアサービスで詠んだ俳句である。

「女盛り 散るのも忘れ 今日も咲き」

未だに赤い実がはじけている吉兼睦子の旧姓は「神尾」。
つまり、結婚するまで神尾睦子だった。
つまり、紙おむつ子だったのだ。

さぞや恥ずかしい思春期だったろうと思い、
いろいろ調べていくうちに、僕は驚くべき事実を突き止めた。
親戚や家族にすら、このことは言っていない。

なんと、
神尾睦子が生まれた1930年には
紙おむつはまだ存在していなかったのだ。
紙おむつが日本で発売されたのは1950年代後半。
神尾睦子が結婚したのは1955年。
紙おむつの出現の直前に、
神尾睦子は逃げるように結婚し、姓を変え
吉兼睦子になっていたのだ。

もし、結婚前の神尾睦子が現代に生きていたら。
結婚するときに名字を変えただろうか。
先日の都知事選挙のとき、
選択的夫婦別姓のニュースを見てふとそんなことを思いました。
NO
年月日
名前
6091 2026.04.24 佐藤充 奇跡みたいなこと
6090 2026.04.23 佐藤充 ゾウさん
6089 2026.04.22 佐藤充 引田天功埋蔵金
6088 2026.04.21 佐藤充 フライドライス
6087 2026.04.20 佐藤充 いる
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