リレーコラムについて

LGBTとAlly

有本久美

「同性を好きになるひとは、
じつは左利きの人と同じくらいいる。」

2015年のTCC新人賞を受賞された
同期の銭谷侑さんのコピーです。

え?そんなにいるの?って思ったでしょ?
そうなのです。
左利き、もしくはAB型の人、
割合的にはそれとちょうど同じくらい
同性愛者の方は存在するのです。

同期のコピーを勝手に引用して
いきなり何を言い始めたかというと、
今日は私のウィルの話をしようと思います。
(注:ウィルは人の名前ではない。
詳しくは昨日のコラムをお読みください。)

実は私、日々の広告制作の仕事とは別に、
会社でこっそり(いや、こっそりでもないけど)
自分のやりたいことプロジェクトを、
やらせてもらっています。(自由な会社でしょ?)

何をやりたいかって、
LGBTをはじめとするセクシャルマイノリティの方が、
(とりあえずは日本で)より「普通」の生活を
「あたりまえ」に送れるようにしたくて
あれやこれやとたくらんでいるところです。
(これが私のウィルのひとつ。)

まぁ賛否両論あるテーマなので、
否の意見は、
また別の機会に受け付けます。

で、この「普通」と「あたりまえ」って言葉、
結構なビッグワードですよね。

いったい何が、普通なのか。
セクシャルマイノリティの方が「あたりまえ」に
できないことは何か。一例を。

たとえば、就職。
日本の就活はリクルートスーツが「普通」。
(これが良いか悪いかはおいといて)
スーツは性別が一目でわかります。

トランスジェンダーの就活生の場合、
身体の性(外見)と自覚している性(心)が違うので、
身体の性に合わせたスーツは
自分を偽っている気がするし、
かといって心に合わせたスーツを着て、
面接官が偏見のある人だったらどうしよう…
といったかんじで、悩むのです。

ほかにも、

たとえば、結婚。
結婚すると、家族と認められるのが「普通」です。
もし今日突然、交通事故に合っても、
家族だったら病院から連絡をもらえます。
万が一のことが起きても、
法的に家族なら、財産を残せる。

同性カップルには、
何年連れ添ったってその権利がありません。
しかたがないので、
お金や時間をかけて苦労しながら、なんとか
養子縁組や公的証書を作成する方もいます。

住宅ローンや保険なんかもそうです、
それこそ、手をつないで外を歩くことさえ、
異性愛者の「あたりまえ」は、
同性愛者にとっては「特別なこと」。

でも、できることとできないことがあるなー、
政治家じゃないから、法律(婚姻制度)は変えられないしなー、
と思っていたら、同じことを考えている人や会社、
既にアクションしている人や会社が、
(日本企業にも)結構たくさんありました。

既に、同性カップルの結婚式を実施している結婚式場や、
http://by-s.me/article/79085103928320046
保険の受取人に同性のパートナーを指定できる保険会社、
http://next.rikunabi.com/journal/entry/20151126
同性婚を異性婚と同等に認めて、結婚祝い金も支給する会社まで!
http://www.j-cast.com/2016/02/18258965.html

最近は、GAPやLASHのロゴがレインボーになってたり、
Facebookの写真をレインボーにしてる人もいるし
なんか少しずつきてますよね。波!

一方、こういう取り組みって、
そこにマーケットがあるからでしょ?とか
(LGBTマーケットは日本だけで6兆円とか言われてる)
「LGBTフレンドリーな企業です」っていうブランディングでしょ?
って言われがちなんですけど、
私は、それでいいじゃないか!と思うのです。
(そりゃ実態が伴っていないのはだめですけど)

会社なんだから、マーケットがあるなら参入すべきだし
事実をPRしてブランディングになるなすらべきでしょ。

大事なのは、
イイね!って思ってくれる人、
賛同してくれる人を増やすこと、
だと思うのです。

タイトルの「Ally(アライ)」は、
この賛同してくれる人のこと。
(Ally=同盟者の意味)

アメリカで同性婚が合法化できたのは、
たくさんのアライを集められたから、
とも言われています。

私もAllyの一人だし、
この輪を広げていくことができたら
いいなと思っているところです。

あーまた、ついつい長くなってしまったー。
なんせ私のウィルですから。
(注:2回目だけど、ウィルは人の名前ではない。
詳しくは昨日のコラムをお読みください。)

でも最後にひとつだけ。
この取り組み、一緒にやっている先輩がいるんですけど、
彼女が最近ポツリと言った言葉が、

「共感できることの方が多いはず。お互い人だしね」

私、それまで
「違いを受け入れられる世の中が素晴らしい」
とか思ってたんですけど、むしろ、
「そんなに違わないね」「ほとんど一緒だね」
というコミュニケーションの方が正しい、
というか違和感がない、
ということに気づかされた気がした一言でした。

———————————-
あ、念のため。
一応お断りしますと、この取り組みは
リクルートのサービスとして
(いつか)
何か形にしたいという私の勝手な熱意であり、

リクルートが現在展開しているサービスとは
一切なーんの関係もございませんので!
あしからず。

NO
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